ほつまつたえ


Hotsuma tsutae feelings
by hon-hotsuma
プロフィールを見る
画像一覧

書感:「大同類聚方」探索「病から古代を解く」

e0191707_12443762.jpg
書感:
「大同類聚方」探索「病から古代を解く」 槇佐知子著 新泉社 1992/8 初版、2000/6改訂版発行

「大同類聚方」とは、平安のはじめ、全国の神社や豪族などに伝わる医薬と処方を、勅命によって集大成された全100巻の日本最古の医学書だそうです。
明治(1912年)になり、偽書と断定され、歴史の闇に封印されてしまいました。
槇佐知子氏による「全訳精解大同類聚方」が1985年に平凡社より刊行され、その後1992年に普及版が全5巻(各巻5000円)で刊行されたがいずれも絶版になっています。
原本の内容の一部は国会図書館へのインターネットで確認できましたが、著者の解説本がないと原本の漢文を解読することは私には不可能でした。
そんな状況で図書館に本著者の関連した本の存在(保存庫)を知りました。本書は、「大同類聚方」から読み取った彼女の解読本の一つですが、おおよその内容から当時の様子が伺えます。

「漢方薬」という名称は広く知れ渡っていますが、古代日本において「和方薬」ともいうべき処方があったが、消し去られていたことを知りました。漢方から伝わったものという考えがあったように見受けられます。

なぜ、「大同類聚方」に、興味をもったかというと、ホツマツタヱの記述の中に、オオナムチ(大己貴命)とスクナヒコナ(少彦名命)が出会い、日本全国を巡り、薬草の記述が出てくる個所があります。
ホツマツタヱの記述には、ありとあらゆる分野の記述が織り込まれているので、専門分野や得意な分野の事であれば、おおよその解釈はできますが、それ以外のことについては思い込みで的外れの解釈をしてチンプンカンプンです。
全てを知り尽くしている人はいないと思います。そこで、解らないなりに解釈するために、先人者の解釈を良しとしてそのまま引用したりしています。100人いたら100通りの解釈があると言われるのも頷けます。

今回、本著者の解読書の中から、興味ある内容が伺えました。
病気の症状、草木や鉱物の薬効や薬名などの他に、多くの処方された人の名前などを読み解いていくと、新たな発見が見えてきます。
大陸から伝えられたものがあったにせよ、漢方とは違う日本古来のものがあったと解釈できるのではないかと思えます。
ホツマツタヱを解読するのに、この分野の記述を確かなものにすべき非常に貴重な本であると思いました。





多岐にわたるため、いくつかの記述のみ取り上げてみました。

1.花鎮(はなしずめ)薬 
(花鎮祭) 桜の花が散るとき、疫病の気が四方に飛び散って流行すると考えた古代の人々が、これを鎮めるために、桜の花と桃の樹皮を用いた。
これは、大神(おおみわ)神社に伝わっている薬方で、ここの御祭神はオオナムチ(大己貴命)とスクナヒコナ(少彦名命)で、我が国の医業の鼻祖として広く知れ渡っている。

2. イザナギが亡くなったイザナミを追い求めて黄泉の国へ行ったくだりで霊薬が出ている。タケノコは渇きの病の薬、気力をつけ体内のすい液のめぐりをよくする食べ物だがたくさん食べることは禁じられている。ブドウやタケノコを死神の使いの黄泉醜女(よもつしこめ)が追うのを忘れて食べたという設定は、病勢が弱まった状態を示している。

3.桃の実(桃子・とうし)は薬用と同時に呪術的な力があると考えられていた。
桃は中国原産と言われていますが、ホツマツタヱ24綾の記述の中に、ウケステメ(後のニシノハハ神・西王母)が2回来日して、ミネコシ(峰でも使える輿)を寄贈されたお礼に桃を土産に持たせています。これが国に帰ってから貴重なものとして広まったことが原産地になってしまったと思われます。

4.硫黄を使った薬 酔い止め 精神安定剤 美肌薬などの効用と作り方などの記述。

5.阿可利薬(アカリヤク)は、 身痛くて、ほてり、たわごとを言うものに用いる
 やまごぼう・葛根・朴皮・はじかみ・セッコク(ラン科)を配合する。

6.カザホロシヤミは、現在で言う、 風疹・ハシカやチフス、ツツガムシ、ジンマシンのように皮膚に発疹が出る病気、帯状疱疹を示していると思われる。
カハヤナギ(ネコヤナギ:解熱剤・下痢)・ツチタカラ(独活:解熱・鎮痛・発汗)・ハチスノミ・ヤマセリ・カラスクハヒ(滋養を与え虚寒の症状を正常に)の薬草を配合する。

古代の人が抱えていた病や、当時の薬草の名前やその処方の仕方から、当時の生活様式の一端が伺い知ることができました。

なお、著者は平安・鎌倉時代にかけての「医心方」全30巻の翻訳もされております。
「自然に医力あり」(スギ花粉症の治療法と杉の文化史・自然の癒し・医心方の世界・夏から秋にかけての健康法・古代人の健康法に学んで等々)や、「野菜の効用」(医心方4千年の知恵から)なども刊行している。 
以上

ジョンレノ・ホツマ
[PR]
# by hon-hotsuma | 2017-03-27 12:45 | Comments(0)

土と内臓 微生物がつくる世界(原題:The Hidden half of Nature)

書感                     ジョンレノ・ホツマ
e0191707_11435316.jpg
土と内臓 微生物がつくる世界(原題:The Hidden half of Nature)
ディビット・モントゴメリー+アン・ビクレー著 片岡夏実訳 築地書館 2016.11発行 2700+α

著者はワシントン大学教授。地形の発達、地形学的プロセスが生態系と人間社会に与える影響を主要な研究テーマとしており、奥さんは、生物学者、環境プランアーであり、共著。
著者が購入した家の芝生の庭に、灌木や樹木を植え草花を植えようとしたら、地面の下はコンクリートのような氷礫土であった。堆肥を集め、木くずや落ち葉、ウッドチップ、スターバックスのコーヒーかす、動物園のdoo(うんち)など、5年かけて豊かな土壌に改善した苦労が描かれている。
しかし、奥さんのアン・ビクレーが子宮頚部細胞の癌になってしまい、手術を無事に終えた後、癌と食生活の関係を考えるきっかけが出来ます。それまでの体験を通じて、人間の体内の微生物の捉え方を見る目が変わってきた経緯を詳細な研究調査の結果を踏まえてまとめています。。

植物の根と、人の内臓とは、全く結びつかないものでありながら、著者の視点から見えたのは、豊かな微生物の生態圏という中で捉えると、全く同じ働きをしていることが確認できたからである。

訳者あとがきから、ポイントを抜粋すると、コッホやパスツールらの病原体の発見以来、病原体としての微生物(細菌論)の考えに基づき、様々なワクチンや抗生物質が作られ、おかげで多くのひとの命が救われてきた。しかし、抗生物質の乱用は薬剤耐性菌を生み、また体内の微生物相を改変して免疫系を乱して慢性疾患の原因になっている。
同じことが、土壌でも起きている。有機物と土壌の肥沃度の関係に気づき、農地に堆肥や作物残滓などを与えてきた。科学者が、有機物に含まれる栄養分は植物の成長に寄与していないことを発見すると、化学肥料がそれにとって代わった。当初、科学肥料の使用で爆発的に収穫が増大したが、やがて収量は低下し、病気や害虫に悩まされるようになった。実は、土壌中の有機物は植物そのものではなく土壌生物の栄養となり、こうした生物が栄養の取り込みを助けて、病虫害を予防していた。と、うまくまとめています。

農地、土壌に棲む微生物へ、また、人の体内に棲む微生物へも、良かれと思われていた昨今の無差別攻撃を疑うきっかけが生じた。人間が行ってきた歴史を振り返ったとき、微生物の存在、働きを理解し、微生物を主体として見ると、食べ物や医療など良かれと手を加えてきたことがむやみに微生物に攻撃をしてきたことに気づき、見方が変わった。

一見飛びつきにくい内容、ボリュームでしたが、根底の微生物の動きからくわしく観察しており、経緯が凝縮されており、個々の内容は多岐に亘るので省略しました。
以下に目次の項目のみ列記いたします。

目次

はじめに-農地と土壌と私たちのからだに棲む微生物への無差別攻撃の正当性が疑われている

第1章庭から見えた、生命の車輪を回す小宇宙

死んだ土/堆肥を集める/夢にみた庭づくり/夏の日照りと冬の大雨/スターバックスのコーヒーかすと動物園の糞 手品のように消える有機物/花開く土壌生物の世界/五年間でできた沃野/庭から見えた「自然の隠れた半分」

第2章高層大気から胃の中まで-どこにでもいる微生物

どこにでもいる微生物/生き続ける原始生物/遺伝子の水平伝播もしくはセックスによらない遺伝的乱交/牛力発電

第3章生命の探究-生物のほとんどは微生物

自然の名前-リンネの分類法/ちっぽけな動物たち-顕微鏡の発見/発酵する才能-パスツールが開いた扉/生命の木を揺さぶる手-ウーズの発見/ウイルスの分類

第4章 協力しあう微生物-なぜ「種」という概念が疑わしくなるのか

微生物の共生/細胞の一部でありながら一部ではない-ミトコンドリアと葉録体/マーギュリスとグールド/シンビオジェネシスー別個の微生物が合体する/生命の組み立て

第5章 土との戦争

氷期のあとで/光合成の発見/最少律/小さな魔法使い/還元の原則-ハーバーボッシュ法とハワードの実践的実験/化学肥料はステロイド剤/触媒としての微生物/「農業聖典」とアジアの小規模農業/土壌の肥沃度についてのパラダイムシフト/第二次大戦と化学肥料工場

第6章地下の協力者の複雑なはたらき

土中の犬といそがしい細菌/太古のルーツ/根圏と微生物/食べ物の力/植物と根圏微生物の多彩な相互作用/菌類を呼ぶ-植物と菌類のコミュニケーション/沈黙のパートナー-土壌生態学が解明する地下の共生・共進化

第7章 ヒトの大腸-微生物と免疫系の中心地

がんが見つかる/手術後に考えたこと-がんと食生活/サケの遡上と川の環境/コーヒーとスコーンの朝食/がん予防の食事-ハイジの皿/美食の海で溺れる/食事をラディカルに見直す/食べる薬を栽培する菜園/ヒトマィクロバイオーム・プロジェクト/人体の中の微生物/大腸はなぜ免疫系の中心なのか

第8章 体内の自然

減った病気と増えた病気/免疫の二面性/過ぎたるはなお/二つの免疫/恐れ知らずの探検家/   抗原という言語/炎症のバランス/微生物の協力者/共生生物の種/バクテロイデス・フラギリスの奇妙な事例/ちょうどよい炎症/太古からの味方

第9章見えない敵-細菌、ウイルス、原生生物と伝染病

ポリオ/天然痘/センメルワイス反射

第10章 反目する救世主-コッホとパスツール

シルクとパスツール/顕微鏡とコッホ/細菌の分離/細菌論のルーツ-培養できる微生物に限定される/奇跡の薬/奇跡の値段

第11章 大腸の微生物相を変える実験

内側からの毒-腕内微生物と肥満/脂肪の二つの役割/腸内細菌相の移植/消化経路-胃・小腸・大腸の役割/ゴミを黄金に-大腸での発酵細菌の活躍

第12章 体内の庭

プレバイオティクス/婦人科医療と細菌のはたらき/糞便微生物移植の効果/穀物の問題-完全だった栄養パッケージをばらばらにする/内なる雑食動物/食生活を変えて腸内の微生物ガーデニングを意識する

第13章

 ヒトの消化管をひっくり返すと植物の根と同じ働き
自然の預言者/減った栄養素/諸刃の遺産/ミクロの肥料/見えない境界線-根と大腸は同じはたらき

第14章 土壌の健康と人間の健康-おわりにかえて
以上
[PR]
# by hon-hotsuma | 2017-02-22 11:44 | Comments(0)

書感:超初心者のためのサイバーセキュリティ入門

e0191707_19304231.jpg
書感:超初心者のためのサイバーセキュリティ入門
 あなたのスマホは大丈夫!?
齋藤ウィリアムス佑幸著 文春新書 800+α

著者は1971年生まれ、暗号・生体認証技術の専門家総理大臣直属の国家戦略会議の委員を務め、内閣府参与に任命されている。
 最近、「サイバー・・・」とか話題をにぎわしているものの、自分の身の上での実感がなかったために今一つピンと来ないものがありました。
本書により、自分には関係ないと思っていたインターネットでGoogleやアマゾンなど自分のチェックした項目、商品について後日の自分のPC画面にこれらに関した広告を頻繁に見るようになっていたことに改めて気が付きました。

幾つか気になったポイントや言葉を含めて自分なりに拾い出してみました。

I o T機器が育児や介護の未来を変える・・・しかし?
 インターネットへの接続は身近な生活をあっという間に便利に作り変えてくれた。しかし、それは新たな危険の始まりでもある。例えば、介護ロボットが暴走したら・セキュリティの問題を考慮、おろそかにしてはならない。サイバーセキュリティを制したものが未来を楽しめる。
(I o T=Internet of Things:あらゆる物がインターネットを通じてつながることによって実現する新たなサービス、ビジネスモデル、またはそれを可能とする要素技術の総称。物のインターネット)
(サイバーセキュリティ:仮想空間における脅威や脆弱性の対策を行うこと)

Googleの検索サービス、Googleマップ、メールはGmail、暇つぶしにはYouTubeで動画鑑賞。これだけ便利に利用していてもGoogleに一円でもお金を払った記憶はない。Googleの収入源の90%は広告収入、ユーザーには無料でサービスを提供する代わりに、サービスや商品をPRしたい企業から報酬を受け取り、広告を出す場所を貸すことで収益を上げている。Googleを見ていて出てくる広告は、貴方の趣味趣向と非常にマッチしており、貴方の個人情報を抜き取り、蓄積し、精度の高い情報を支配している。
無料のサービスには無料で成り立つだけの理由があり、世の中にはタダより高いものはない。
Googleの例で分かるのは「個人情報はお金になる」ということ。「お金をもらうサービスよりも個人情報をもらうサービスの方が結果的にお金が儲かっている」ことがわかる。

インターネット上の情報の多くは、サービス提供者のサーバーに保存され、多かれ少なかれ流出の危機にさらされています。一度でも誰かに預けてしまった個人情報は、物理的なモノと違って取り戻すことが出来ずに、適切な管理を信じて任せるしかなくなってしまう。だからこそ、インターネットの世界にはセキュリティが大切です。サイバーセキュリティとは、無防備な状態で危険にさらされたままの大切な情報を、いかに守るかの試行錯誤に他ならない。最終的に自分自身の大切な情報を守ることに責任を負えるのは自分自身だけ。


アメリカのマイナンバー制度は個人を丸裸にしている。SSN(Social Security Number)とは、社会保障番号、日本で言うマイナンバーです。アメリカ人にとってのSSNは親にさえ知られてはならな程もっとも重要性の高い個人情報。これが無ければまともな就職はできない、銀行口座を作ることもできない、信用調査に使われ、収入がいくらか、ローンがいくつあるか、借金をしているか、全てが筒抜けです。不法移民が仕事を得るため未成年者のSSNを盗みアメリカ人になりすました例や、身に覚えのない高額な請求が突然送られてきたり、確定申告の還付金1万3千人が「なりすまし」で騙し取られたケースもある。

インターネットへの個人を特定できる書き込みは控えよう
インターネットに何か情報を掲載する際に気を付けたいチェックポイント
1.個人情報を極力書かない(氏名、居住地、家族構成、連絡先など)
2.写真や書き込みの位置情報を表示しない。
3.旅行など長期の外出や日常的な不在時間を想像させる書き込みはしない。
4.反社会的な表現はしない。
5.読んで不快になる人がいる書き込みはしない。
この5つを押さえておけばほとんどのトラブルを回避できると思う。

パソコンやスマートフォンは監視されていると考えよう
インターネットに繋がるすべての電子機器には、ハッカーに監視されている可能性があります。自分が所有するパソコンやスマートフォンに自分でマルウェア(不正な機能またはプロセスを実行することにより、システムの運用を阻害する悪意あるソフトウェア)をインストールするなんて考えても見ないことでしょう。しかし、あなたの電子機器を監視するためのソフトウェアは予想もつかない方法でいつの間にか外部から侵入を果たしている。代表的な手口は、メールの添付ファイルです。「これは何かな?」とよくわからない添付ファイルをクリックしてしまうのは絶対NG。ウィルスに一瞬で感染したあなたのコンピューターは、あなたを監視するだけでなく、アドレス帳にアクセスして家族や友人や取引先にも同じウィルスをばら撒こうと機能します。」そういった意味では、アドレス帳に記録している知人からのメールでも正体の不明なファイルは開いてしまったら、もうアウトです。「全ての電子端末はハッカーに監視されている」・「自分も狙われている」という前提を意識することです。

もう少し、違ったアプローチもあります。もし、コンピューターのパッチ(プログラムのバグを修正するための修正プログラム)をアップデートしたこともないような方がいたら、代わりにそれをやってあげるのです。SNSに個人情報を書き込む人がいたら「空き巣が見ているよ」と、その都度、声をかけてあげましょう。
便利さは安全安心と結びついてこそ成り立つもの。
サイバーセキュリティはもっと身近な一般常識として日常的な会話の中で語られないといけないことでないだろうか。

(SNS:ソーシャル・ネットワーキング・サービス(social network service)とは、社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービスの事である。代表的なソーシャル・ネットワーキング・サービスとして、日本最大の会員数を持つmixi(ミクシィ)、モバイル向けのGREE(グリー)、モバゲータウン、海外では世界最大の会員数を持つFacebook(フェイスブック)、それに次ぐMyspace(マイスペース)などがある)

以下に目次の一部を列記します。一通り目を通すだけでも参考になると思います。

目次
はじめに 
セキュリティ意識調査テスト
サイバー攻撃を仕掛けてくる敵は誰?
悪意のあるプログラムには三種類ある?
第1章
あなたの個人情報は毎秒盗まれている
LINE乗っ取りで社会的信用は一秒で失われる
空き巣はSNSで侵入先の世帯を選ぶ
指紋認証は素人でも一秒で突破できる
銀行からのメールはフィッシング詐欺
コンピューターを使っていない人もハッキング被害を受ける
I o T機器が育児や介護の未来を変える・・・しかし?
第2章
サイバーセキュリティとは何か?
個人情報は大切な資産、今ではお金より価値が高い
全ての個人情報はインターネットに格納されている
アメリカのマイナンバー制度は個人を丸裸にしている
自動運転車が運転手の命を脅かす
電気、水、交通、金融・・重要インフラは明日にも停止する
東京オリンピック・パラリンピックは地球の裏側から妨害される
攻撃的なサイバー技術者はコピペで増殖する
サイバー攻撃で大企業が倒産する未来が来る
サイバー戦争は核戦争の次の脅威である
2025年、人工知能は人類の能力を超える
サイバーセキュリティは二十一世紀最大の成長産業
インターネットはサイバーセキュリティの恩恵で発展してきた
第3章
誰にでもできるサイバーセキュリティ
現実世界よりもサイバー世界のセキュリティを重視しよう
サイバー攻撃を防ぐ十一箇条
パソコンやスマートフォンのパッチを更新しよう
厳重なパスワードとは何かを知ろう
インターネットへの個人を特定できる書き込みは控えよう
パソコンやスマートフォンは監視されていると考えよう
ネットに繋がるスマートデバイスに用心しよう
それでもアナログをデジタルに置き換えよう
サイバーセキュリティを楽しもう

以上

ジョンレノ・ホツマ
[PR]
# by hon-hotsuma | 2017-01-11 19:26 | Comments(0)

書感:クモの糸でバイオリン

書感:クモの糸でバイオリン 大崎茂芳著 岩波科学ライブラリー 1200+α

以前、「クモの糸~」がTVか何かで話題になったような記憶はあったものの、細いナイロンと比べられるものかどうかもわからず、クモの糸をどうやって採取するのか、何を実現不可能なことをやっているのか、奇人変人か、常識ではありえないことだと気にもしていませんでした。
今回、図書館の新刊リストに本書を見つけ、自分の思い込みであったことを知り、一気に読み切ってしまいました。
著者は40年に亘りクモ一筋!一言で言えば、ここまでやるか!まさに何が得られるかもわからない目的に向かって食いついていけば、結果は向こうからやってくる!という表現がこの著者のためにあるように思いました。著者に拍手喝采です。古代の言葉(ホツマ用語)で言えばヨロトシ!(万歳)です。
著者は、大学院で粘着紙の研究中に総説としてまとめる過程で、ふとクモの巣が頭に浮かび、クモの糸の物理化学的特性を調べた研究はほとんどないことを知り、未開拓分野に魅力を感じたのが発端とあります。

屋外でクモを観察し生態を理解しようという気になったり、クモから糸を取り出す方法を考え付いたり、苦労の末、実験に使える糸が得られ、物理化学的な性質を調べて、クモの糸を詳しく調べ上げていくのには、著者の以前の経歴が向かわせたのに他ならない。本業は粘着紙の研究からマイクロ波という電磁波を用いた分子や繊維の配向性の研究へシフトしていたことが、クモの糸に結びついたというのは何か著者にとって運命的であったように思えます。クモの方から呼びかけてきたとしか思えないからです。

具体的には、クモには、7種類の糸があり、電子顕微鏡で糸によって様子が違うことを知り、縦糸は4本の細い繊維からなり、横糸は2本で粘着球という粘着剤が間隔を置いて配置されている。牽引糸というクモにとって命綱で、クモが自ら降りてくるときに出す糸が、本実験の糸になります。
この牽引糸をどうやってクモに出させるか、クモとのコミュニケーションや糸を出してもらうための環境づくりなどいろいろな苦労があったし、何本も束ねなければならないため、物理的な量のクモの糸を集めるのも大変なことであったと思います。


牽引糸の弾性限界強度はクモの大きさに関係なく体重の約2倍であることを知り、電子顕微鏡で2本の細い繊維から成り立っている安全則を確認、たとえ1本が切れても支えられるゆとりになっていることに感心。

大量に集めたコガネグモの糸を使って糸を束ねて人を吊る実験を何回も失敗を重ねながらも100kg以上の強度を得ることに成功してきていた。
その後、クモの糸は力学的に強く、さらに弾性や柔軟性もあることがわかってきて、この特徴はバイオリンの弦にも向いていると考えるに至っていた。

周りの出会った人たちも、著者の奇想天外な実験に応援する姿がありありとうかがえます。著者の熱意から環境の良さに恵まれ、クモの糸をストラディバリウスに取り付けて奏でられ、世界的な反響を巻き起こしていたことを本書によって知りました。
以上

ジョンレノ・ホツマ
[PR]
# by hon-hotsuma | 2016-12-22 11:43 | Comments(0)

12月21日は回文の日だそうです

e0191707_1826516.jpg







      先ほど、12月21日は回文の日と知り、以前書感にしたことを思い出し、再度投稿します。

書感:                               ジョンレノ・ホツマ
土屋耕一回文集 軽い機敏な仔猫 何匹いるか 土屋耕一著(故人) 角川文庫 昭和61年発行


先月(2014年3月)の読売新聞の編集手帳に「回文」のことが取り上げられており、本書の存在を知りました。



まえがきに、回文というのは、上から読んでも下から読んでも同じ文になる文のことです。
昔から「タケヤブヤケタ」が有名です。回文の作り方は、先人の残した伝承ですが、仮名づかい、とくに濁点は現代表記に従って変えているとあります。


さらに、まえがきには、
「長き夜の 遠の眠りの 皆 目覚め 波乗り船の 音の良きかな」
(ナカキヨノ トヲノネフリノ ミナメサメ ナミノリフネノ ヲトノヨキカナ:ホツマツタエ本文より)
という歌が、お正月の宝船に添える歌として古代から受け継がれてきた回文歌の名作です。とあり、同じ歌が「まわりうた」(廻り歌)として、ホツマツタヱにもあることに感心しました。

しかし、ホツマツタヱにある、上から読んでも下から読んでも同じという廻り歌(回文)の意図は、その歌を聞いたものは、返事のしようがない。つまり返歌できないことを意味していました。この歌を聞いたら最後、そこから逃げられずに言うことを聞かざるを得ないという意味合いがあったようです。
当時は、相手に対し、歌を詠んだら、その歌を受け取った者は同じ韻を踏んだ歌で返事をする世界であったようですが、返事が返せないようになっていたということになります。

ホツマツタヱの説明では、「御幸」の船に乗っていた時、風が激しく波を鎮めようと風の神に廻り歌を詠んだ歌で、「かなざき」(住吉の神)が、波を鎮めるという願いを、風の神を相手に詠んだ歌になります。
この歌を詠んだ結果、風は止み海は静かになって船は心地良く進み、阿波(徳島)に着きました。
これが、後世になって、縁起が良いので宝船となって伝えられて今に伝わえていたのでしょう。

もう一つ、ホツマツタヱにしか受け継がれていないと思われるものに、ワカヒメ(天照神のお姉さん)が、勅使としてやって来たアチヒコに一目ぼれして、歌冊(短冊・うたみ)に詠んだ恋文があります。

紀州こそ 妻を身際に 琴の音の 床に吾(我)君を 待つぞ恋しき
(キシイコソツマヲミキワニコトノネノトコニワキミヲマツソコイシキ


紀州にいらしてください。私は貴方の妻となって、いつも、御そばで琴を奏でて差し上げましょう。布団を敷いて貴方が来られるのを恋しい想いでお待ちしています。この歌で、結ばれ、オモイカネと名が変わりました。


本書の前書きには、回文はその後、短歌になり、連歌になり、俳句になり、或いは口頭遊戯になりなどして、さまざまな展開をみせたのですが、近ごろでは、まったく聞かなくなってしまいました。
現在では、ごく一部の方を除けば歌の世界に居られる方は稀になっていますので、このような世界は消滅してしまったと思われます。





本文にある、回文の幾つかです。

求む友 (モトムトモ)
占い習う (ウラナイナラウ)
皆はお花見 (ミナハオハナミ)
関係ない喧嘩 (カンケイナイケンカ)
ママが私にしたわがまま (ママガワタシニシタワガママ)
スマートなトーマス (スマートナトーマス)
軽い機敏な仔猫何匹いるか (カルイキビンナコネコナンビキイルカ)
酒を互いに新潟おけさ (サケヲタガイニニイガタオケサ)
品川に今棲む住まい庭がなし (シナガワニイマスムスマイニワガナシ)
いい女 モテてモテても難を言い (イイオンナモテテモテテモナンヲイイ)
力士手で塩なめなおし 出て仕切り (リキシテデシオナメナオシデテシキリ)

以下は別の土屋耕一シリーズより

新年、年始 (シンネンネンシ)
桜ひらくさ (サクラヒラクサ)
桜切る、気楽さ (サクラキルキラクサ)
酒呑みな、花見の今朝 (サケノミナハナミノケサ)
花見にうとく、とうに、皆葉 (ハナミニウトクトウニミナハ)
ママが我儘 (ママガワガママ)
柚子湯 (ユズユ)

上から読んでも下から読んでも、同じであることには新旧どちらも違いがないのですが、現代は言葉の遊びで愉しんでいるのが良く分かります。古代ホツマツタヱの回文から進化して別物となって生き続けていることに感慨を覚えました。
艶物も多く見受けられ、高度なダジャレへと進化しているように見受けました。

以上
[PR]
# by hon-hotsuma | 2016-12-21 18:28 | Comments(0)

書感:遺伝子組み換え食品入門

書感:遺伝子組み換え食品入門
「必要か 不要か? 安全か 危険か?」
天笠啓佑著 緑風出版 2016/9増補改訂版発行 1800+α

バイオテクノロジーの応用が進み、自然界にはなかったものがつくられ、生態系への影響や食の安全性が脅かされている。最近の研究では、遺伝子組み換え食品が免疫機能を低下させ、肝臓や腎臓などを損傷し、次世代以降にも悪影響があることが確認されている。
 モンサント社を筆頭とする多国籍企業は、圧倒的な支配力を基に遺伝子組み換え種子の世界的拡大をもくろんでいるが、新たな害虫の発生や耐性雑草の発生、汚染など多くの問題を引き起こしている。また、インドでは、遺伝子組み換え綿の生産農民が収穫減から大量の自殺者をだすなど、大きな社会問題も引き起こしている。
 TPPは、これらの進行するグローバル化の象徴であり、これへの参加は、コメを軸に守ってきた日本の農業の保護政策も「貿易障壁」の対象になり、破滅的打撃を受けることが予想される。それにより、食の自給も奪われ、遺伝子組み換え作物など危ない輸入食品に食卓を占拠されるおそれがある。
本増補改訂版は、遺伝子組み換え食品をめぐるさまざまな問題をやさしく解説し、その危険性を明らかにすると」ともにTPP交渉を踏まえ最新の問題点を加筆した。と裏表紙にまとめられている。

以下に気になった個所をいくつか取り上げてみました。
遺伝子組み換えについて、安全性や倫理面での議論は、研究者や企業、政府関係者以外の人がかかわったことはほとんどない。一般市民、消費者はいつも議論の枠外におかれていた。これまでも研究開発を推進したい人たちによって進められてきた。現在もそのままである。

私たちの食卓には、いまたくさんの遺伝子組み換え作物を原料にした食品が並んでいるが多くの消費者がその事実を知らない。なぜか、日本が世界で最も遺伝子組み換え作物を輸入している国の一つだから。
 
遺伝子組み換え食品は、作物としてはトウモロコシ、大豆、ナタネ、綿の四つです。いずれも大半が食用油か家畜の飼料となっている。その油を使ったマヨネーズやマーガリンなどが作られており、あるいは醤油やコーンスターチなど加工度の高い食品になっている。また、コーンスターチからはブドウ糖果糖液糖などの異性化液糖、デキストリン、醸造用アルコールなど数多くの食材や添加物が作られている。カラメル色素、キシリトールのように原料をトウモロコシに依存しているのでほとんどが遺伝子組み換え食品添加物となる。これには表示がないため遺伝子組み換え食品とは知らずに食べている。食品添加物、調味料(アミノ酸等)、ビタミンB2なども該当する。

 遺伝子組み換え種子は、米国モンサント社(ベトナム戦争で枯葉剤を生産していた)の独占状態。世界の種子の27%を支配、世界の大豆の80%近くを支配している。これに米デュポン、スイス・シンジェンタ、独バイエル・クロップサイエンス社を加えたバイテク企業4社によって、世界の種子の56%が支配されている。食料を独占するためであったのが鮮明になった。独占が可能になったのは遺伝子が特許になり他社の参入を排除、種子企業の買収を進め種子販売も独占。モンサントの一人勝ちを後押ししているのが、米国政府の食糧戦略、その資金源がマイクロソフト社の巨額の儲けを基盤のビル・ゲイツ財団である。

遺伝子組み換え作物に用いられる除草剤ラウンドアップの主成分であるグリホサートの毒性について、癌を引き起こし、出産に悪影響があり、パーキンソン病を含む神経系の疾患をもたらす。また、ヒト胚(受精卵)を含む細胞にダメージをもたらし、ホルモンバランスを崩すと指摘。WHOの国際がん研究機関がグループ2Aの発がん物質と評価した。

 米国で食品安全近代化法が2011に登場し、元は食の安全を守る目的であったが、食品の定義の中にナタネ、大豆、トウモロコシのような種子が入っており、採取された種子扱う種子洗浄業者が管理の対象に組み入れられたため、自家採取ができなくなりモンサント社などの多国籍遺伝子組み換え種子企業から種子を買わざるを得なくなった。

遺伝子組み換え食品そのものがとても安全とは言えないことを2009年米国環境医学会(AAEM)が意見書を出した。いくつかの動物実験が示しているのは、遺伝子組み換え食品と健康被害との間に、偶然を超えた関連性を示している。遺伝子組み換え食品は、毒性学的、アレルギーや免疫機能、妊娠や出産に関する健康、代謝、生理学的、そして遺伝子学的な健康分野で、深刻な健康への脅威の原因となる。
○免疫機能への悪影響
○子孫が減少したり、ひ弱になる影響。
○肝臓や腎臓など、解毒器官の損傷。

遺伝子組み換え食品の表示について、遺伝子組み換え食品か否かを検証できない場合は表示する必要がないことになっている。消費者にはわからない。
現状では、豆腐や納豆、おから、味噌、ポップコーンなど、極めて限られた食品しか表示義務はない。
 アルコール飲料は酒税の関係で消費者庁の管轄外で外れている。

例えば、カップ麺の表示で、植物油脂は、大豆油など四作物すべてに遺伝子組み換え食品が使われている可能性あり。加工でんぷん、糖類はトウモロコシ、植物蛋白、蛋白加水分解物は大豆、調味料はトウモロコシ由来の可能性あり。
家畜の飼料にも使われており、その飼料で育った家畜由来の食材、チキンエキス、動物油脂、乳蛋白、卵、豚肉。これらは間接的な遺伝子組み換え食品。
 子供のおやつ、クッキー、ビスケット、チョコレートでは
植物油脂、ブドウ糖果糖液糖、異性化糖といいコーンスターチから作られ、ショートニングとマーガリンは植物油脂に水素を添加、そのためトランス脂肪酸が多いことでも問題、乳化剤は大豆のレシチンが使われている。日常よく食べているお菓子のほとんどに多種類の遺伝子組み換え由来の食材が使われている。

 多国籍企業の支配下よりも、昔のように自給自足を考え直す良い機会と捉えたい。トランプ氏によりTPPも見直す良い機会が与えられたと考え直して欲しいものと思う。
以上

ジョンレノ・ホツマ
[PR]
# by hon-hotsuma | 2016-11-24 09:08 | Comments(0)

できる男は超小食 空腹こそ活力の源!

書感:できる男は超小食 空腹こそ活力の源!
船瀬俊介著 主婦の友社 2015/4発行 1200+α

著者は、食品、医食、環境問題に取り組むジャーナリスト。
自らの体験に基づいているとあります。

前書き、
食べない人ほど冴える!できる!
タモリもたけしも一日一食! 芸能界にこの少食主義が広まっています。水谷豊さん、元ピンク・レディーの未唯mieさん、片岡鶴太郎さん、千葉真一さんなど
 ジャバネットたかた社長も一日一食 
   
1章「できる男」は皆「少食」
少食で頭が冴える 記憶力アップ 思考がシャープに、
少食で体が軽くなる 体重が減り、身のこなしも軽やかに、
少食で集中力がアップする 脳や神経の“汚れ”をデトックス、
少食で疲れない 腹が減るほど快調!が真の健康体、
少食で短眠でも大丈夫 消化に費やすエネルギーが少なくてすむ、
少食で若さがよみがえる 体が引き締まり、肌がきれいに、
少食で精力絶倫! 男性の精力も、女性の妊娠力もアップ、
少食でメタボ解消! 肥満、糖尿病、心臓病…みんな消えていく、
少食で細マッチョになれる 静的筋トレと併せてシェイプアップ・ボディに、
少食で加齢臭が消える 悪臭のもとは肉食、過食の乱れた食生活、
少食でお金の余裕が生まれる 一日一食なら、夫婦で年間72万円貯まる、
少食で時間の余裕も生まれる 浮いた時間を趣味、創作へ 

2章 挫折しない「少食」はこうして実行!
週末断食だけでも効果はある?一週間でたまった毒をデトックス

3章 そうは言っても……、「少食」をはばむ常識のウソ&思い込み 
一日一食で、どんどんやせたら困る」?若い頃の体重に落ち着きます 

4章「少食」になったら何食べる? 
「肉はスタミナ、パワーの素」? 肉は腸内で腐ってがんや万病のもとになる
牛乳神話も肉食神話も“洗脳”だった 国際巨大マフィアの大衆操作
和食の底力「ひらがな食」抗がんパワーの数々

第5章
「できる男」は「少食」で病気知らず
「少食」で免疫力アップ 断食は免疫力を驚異的に高める 
「食」と「腸」の乱れが万病のもと腸内の健全発酵が、病気を防ぐ一・
健康はご腸内の皆さまのおかげ!菜食、生食、少食で腸内を元気に

終わりに
「ファスティング(断食・少食)は、万病を直す妙法である」これは約5000年の歴史を誇るヨガの教えです。
生命は自ら治す力を持っている。生命の基本原理である。しかし、現代医学では、この自然治癒力を教えない。西洋医学は生命を「物質的な存在」と考えたから。
自然治癒力に基づく新医学で、根幹がファスティングである。真の健康に導いてくれるだろう。

以上、本書の前書き、目次、あとがきの内容を抜粋してみました。

ある程度距離を置いて読みました。個々の内容についていくつか納得できないところもありましたが、多くはなるほどと思える内容でした。今の食事量をもう少し減らしても良いかなという感じです。
食(食材)の見方については、他の著者の方とバッティングしている内容もありましたので、程度や状況などを踏まえ自分にとって本当に良いと思うところを取り込んで自分の基準軸にしていきたいと思いました。

一日に一食の生活に到達するかどうかわかりませんが、必要性を感じるまでに時間がかかることと思います。
本書に出会う前からの食生活ですが、現在、朝、晩の二食にしています。昼は果物とコーヒー、リンツのチョコひとかけら、ナッツです。自宅での食事は、炭水化物は極力減らすよう、ごはん(お米)は朝だけにしています。出来る限り有機の野菜を心がけ、加工食品は納豆、みそなどの発酵食品以外は極力とらないような生活をしています。
以上

ジョンレノ・ホツマ
[PR]
# by hon-hotsuma | 2016-11-14 09:35 | Comments(0)

ホツマエッセイ 「万歳」と「ヨロトシ」 

ホツマ・エッセイ 「万歳(才)!」と「ヨロトシ」        ジョンレノ・ホツマ

ホツマツタヱの記述の中に、「ヨロトシ」という言葉が22個所に出てきます。

今の世は ただう「ヨロトシ」生きなるる(1綾)
ます「ヨロトシ」の寿も(23綾)
寿も もも「ヨロトシ」ぞ(23綾)
「ヨロトシ」を祝いて(26綾)
賑わいて「ヨロトシ」歌ふ(27綾)
「ヨロトシ」満ちて(28綾)
寿(ことほぎ)ぎし「よろとし」歌ふ(30綾)

などの「ヨロトシ」は、内容的に見て現在の「万歳(才)」の意味合いに通じる言葉で、「ヨロトシ歌ふ」とは、万歳(才)三唱を意味しているようです。

このことから、古代の人は、御祝い事のときに「ヨロトシ・ヨロトシ・ヨロトシ」と言っていたものが、漢字が渡来して「よろ」は「萬」、「とし」は「歳」という漢字が当てはめられ、時代と共にいつしか訓読みから音読みに変化し、「バンザイ」と呼ばれるようになったと考えられます。
元々は、「喜ぶ」という意味の「ヨロ」であったことを改めて認識しました。

また、数字の単位で、「ヨロ」は「万」の意味があります。なお、「十」は「ソ」、「百」は「モモ」、「千」は「チ」と言っていました。

そこで、今まで、数字と一緒に書かれている記述について、単純に解釈していましたが、年数がどうも大きすぎて合わないという疑問がありました。
今回、数字と共に表記されている「ヨロトシ」の「ヨロ」は、「よろ」こばしい(喜ばしい・慶ばしい・悦ばしい)とか、「よろしい」(宜しい)とかいう言葉とも共通性のある「喜ぶ」という意味に理解しました。

ヤヨロトシ(6綾)⇒八万年⇒平穏無事で喜ばしい八年間、
ムヨロトシ(21綾)⇒六万年⇒平穏無事で喜ばしい六年間、
モモヨロトシ(23綾)⇒百万年⇒平穏無事で喜ばしい百年間、
ソヨロトシ(24綾)⇒十万年⇒平穏無事で喜ばしい十年間、
ミソヒヨロトシ(26綾)⇒三十一万年⇒平穏無事で喜ばしい三十一年間、
ヨソイヨロトシ(27綾)⇒四十五万年⇒平穏無事で喜ばしい四十五年間、、
フソイヨロトシ(28綾)⇒二十五万年⇒平穏無事で喜ばしい二十五年間、、
ソヤヨロトシ(28綾)⇒十八万年⇒平穏無事で喜ばしい十八年間
というように今までの自分の解読内容を置き換えることにしました。

以上
[PR]
# by hon-hotsuma | 2016-10-16 15:38 | Comments(0)

書感 悪夢の超特急”リニア中央新幹線

悪夢の超特急”リニア中央新幹線
<建設中止を求めて訴訟へ> 樫田秀樹著 旬報社 2016年8月

リニア新幹線については、宮崎県での実験のときから、今まで
さほど深く考えたこともなかったのですが、図書館で本書を知り取り上げました。
根底にこんなにも問題が隠されていたのか、あるいは問題と認識していなかったのか、あまりにも危険であるということを知りました。
いろいろな問題点を列記している中で、自分なりに大きく二つの点が気になりました。
一つは、自然破壊の問題。地中の中にトンネルを通すことで水脈が途切れて水枯れ。トンネル内からの残土の処理。最近は、自然を大切にしたい、自然と共に生きていくという気持ちからあまりにもかけ離れているからです。
もう一つの問題は、問題なしと結論付けしているようですが電磁波の問題です。リニア新幹線は原発一基分の大量の電力消費もさることながら、車中で電磁波を1時間以上浴びせられた状態になるというのが一番の問題です。即効性があるわけでなく、将来ガンになって寿命を縮めるという結果に気が付くかどうかの問題だからだと思うからです。ガンとの因果関係を含めて安全面からの見直しが明確にされるべきと思います。
 一言で言えば、そんなに急いでどこ行くの?というのが小生の感想です。
「ゾウの時間、ネズミの時間」という本が以前話題になったことがありましたが、目的地へ急いで移動し、2倍働いても、電磁波を被ばくしガンになり1/2の寿命で全うするのであれば、何もそんなに急ぐ必要もないと思います。
電磁波の照射というリスクを浴びてまでリニア新幹線に乗って行く必要があるようには思えません。
リニア新幹線について、コンコルドの二の舞を踏む前に立ち止まれないのだろうかという気になりました。
 
以下は目次から一部を列記してみました。
第一章 計画前夜‥
第二章 空疎な「方法書」説明会…国の民意軽視/原発一基分の電力を消費するリニア
第三章 何が問題なのか 推進者からの批判/海外での事例/自治体にも隠される情報/何が問題なのか/電磁波/水枯れ/残土/ウラン鉱床/不安な安全対策/なぜ報道されないのか?
第四章 リニアは必要なのか?・/誰がリニアを必要としているのか?
第五章 土壇場での懸念の噴出‥・/静岡県七市二町の水源がなくなる?/悩ましき南アルプスの残土
第六章 厳しい知事意見書が出ても…
第七章 ストップ・リニア!訴訟‥地域住民立ち上がる

川柳
リニアカー 電子レンジで チンされる


以上
ジョンレノ・ホツマ
[PR]
# by hon-hotsuma | 2016-09-22 09:02 | Comments(0)

書感 シカ問題を考える バランスを崩した自然の行方

シカ問題を(シカと)考える バランスを崩した自然の行方
高槻成紀著 ヤマケイ新書 山と渓谷社 2015年12月発行

著者は動物生態学、保全生態学を専攻、日本各地のニホンジカをはじめとする野生動物の研究に取り組んでこられた。
シカはこの20年ほどで非常な勢いで増加し、深刻化するシカ問題を取り上げています。
 
1章急増するシカ
2章シカによる「被害」とは シカ被害の特殊性
3章シカによる影響の実態 食べる植物の量 シカが森を食べる シカと土壌流失
4章シカという動物 反芻ということ 行動 繁殖
5章シカ増加の背景 森林伐採による食料の増加 牧場の存在 暖冬 狩猟圧・オオカミ
6章解決に向けた取り組み 農林業被害対策 シカ柵 頭数管理
7章シカと私たちの未来 シカ増加の背景を再考 自然との共存を求めて

問題点を箇条書きに列記してみると、
シカの増え過ぎは何が問題なのか-森林を覆っていたササがなくなった。雨がササのない地面を打ち土砂が流失するようになった。
シカによる被害の全国統計で、農業被害面積が2位のイノシシを抜いてダントツに大きい。
従来、人の生産物と重複すると被害にあうというが、シカがササを食べても被害とは言わない特殊性がある。
シカは反芻胃のため、大量の葉を食べる。大人のシカは1日に1.5kg(生の葉だと5~6kg)を食べる。植林の後の苗木(杉、ヒノキ)を食べる。森林の構造が変化している。
森林とは大きく分けて4つの層になっており、一番上は林冠とよばれる木の葉の層、その下に、やや低い亜高木と言われる木の葉の層、その下に低木層、さらにその下に草木層を形成している。シカは草木層と低木層を食べる。高木は常に種子を生産、林の下に落とすが若木が育つ途中でシカが食べてしまう。雨が裸になった地面を打ち土壌が流失。
森林伐採により、造林後の数年間、植林のための苗木に日が当たるため辺りに草が生い茂り食料が爆発的に増えるが、食い荒らされてその後激減する。
シカが増えた場所では、その後、森林から牧場へ入り込むようになった。

多くの要因が考えられるが、日本の農山村の変化が根底にあることを指摘している。
人口が減り、後継者も少なくなった農山村で以前からの作業が行われなくなった。

作物は出荷以外に自家消費のため小さい物形の悪い物でも丁寧に穫りいれて畑に残されることはなかった。また、雑草を刈ることもあまりされなくなった。草刈は重労働ではないが手間がかかる作業である。また、雑木林に日常的に出かけて焚き付けの柴をとっていた。
雑木林にアズマネザサが生えているが、畑の杭やカゴ作りのためによく刈り取られていた。刈り取りもなくなり、現在はヤブになって歩くことも大変である。

せっかく作った人工林も最近は労働力不足から、間伐や下刈りが疎かになり、台風や大雪で倒れる木が出る。その場所に光が当たるようになり、餌となる下生えが増える。

かっての農山村にはたくさん人がいて、草食獣にとっての食料は乏しく、身を隠すところもなく、近づきたくとも近づけない場所であった。
これに対して、現在、人は少なく高齢者が多い。しかもヤブが多く、食物のある畑に近づきやすい。雑木林は人が入らないから安全だし、低木類が多く、結果として里山に引き付けられることになった。

問題なのは、昼間にシカの姿を見ることはほとんどなく、シカが侵入して来ていてもシカの存在に気が付かないケースも多くあることである。
被害を受けていると認識する側とそうでない側とでは対応がまったく違う。駆除には慎重である方が多い。駆除に反対する愛護派もいる。
被害を明確に表すことの困難さ、理解してもらうことの困難さがあり、被害が顕著化したときは相当の高密度になってしまったことが多い。

シカには県境などないが、県を跨いだ行政の境の問題など、具体的に影響を受けている、いないの度合いを示すことの難しさを知った。
大多数の人間が都市住民になり、自然から遠ざかり自然について無関心になったことがこの問題を大きくしている。自然というものをもっと知って、人間として自然に迷惑をかけない配慮をしてはどうだろうかと著者は結んでいる。

最近、穀物などで飼育されているものとは違う、自然の草木を食べている狩猟のシカ肉やイノシシの肉を食べる機会があり、感謝しつつ食べながら改めてシカに思いを募らせた次第です。

共存共栄できるシカ密度が実現できれば良いと考えを新たにしました。
以上


 ジョンレノ・ホツマ
[PR]
# by hon-hotsuma | 2016-09-17 09:56 | Comments(0)

カテゴリ

全体
未分類

フォロー中のブログ

最新のコメント

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル

歴史
語学

画像一覧