ほつまつたえ


Hotsuma tsutae feelings
by hon-hotsuma
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書感

書感 ウェブとはすなわち現実世界の未来図である 小林弘人著   PHP新書 2014年発行   

著者はビジネス・ブルースクール大学教授でもあり、大前研一氏が同じ大学学長であることを知り、一読しておきたい気になりました。
聞きなれないカタカナ言葉など多く、理解するのに時間がかかりました。
最近始めたGメール・Googleについて多少疑問に思う所を感じていた矢先であったため、共感を持って読むことが出来ました。 結論はGoogleの動きから目を逸らすなという警告書のようにも捉えられました。

グーグルが無料で利便性を提供する理由について、著者は周りに気を配りながら遠慮しがちに述べられていますが、私流に言えば、野生の動物に対し、餌付けで誘き寄せ、餌付けに慣れてきたので、そろそろ自分の考え通りに思う存分采配が揮えるという流れのように見えます。
もちろんグーグル自身もそこまでは意識してないとは思いますが、今後、何をしようとしているのか、著者本人も気になり、広く語り掛けなければと思われたものと思います。

グーグルを語ることは未来を語ることという項目があり、グーグルの社是は“Don’t be evil.”(悪魔になるな)だ。とのことです。
彼らは自身のパワーをよく理解しているが、たとえ彼らが善だと思っていても、価値観は国や文化、資本力の差によって変わる。そして、彼らが引き起こす変化は、本人たちが想像している以上に大きな破壊力をもつ。と、著者は述べています。
 
更に、グーグルの善は私たちの悪か?と疑問を呈しており、その中で、テクノロジーの進歩は、私たちに力を与えた。しかし、皮肉なことにそれはネットワーク化された世界では非対称性をもつ。個々に力が分配されるとき、その分配者自身はさらに権益を集め、巨大化していく。グーグルは世界中からあらゆる最高の知性を集め、テクノロジーを駆使し、壮大なデザインを行なおうとしている。彼らの考える善が、ほかの人の悪にならぬよう祈るばかりだ。と、あります。

身近な具体例として、カーナビメーカーを苦しめるグーグルという項があります。

情報がオープンとなった社会での競合者は既存のライバル企業ではない。カーナビを例にとると、世界でもトップを走っていた国産カーナビ機器メーカーをいま苦しめている相手はグーグルだ。「カーナビ」というパッケージされた電子機器ではなく、グーグルマップをつかったネット上の地図案内サービスだが、ドライバーが自分のスマートフォンをダッシュボードに置けば、今までのカーナビは不要になってしまう。高価なカーナビを買う必要がなくなってしまった。
私自身、これに関連して驚いたのは、最近ごく普通のビデオカメラを購入したとき、Google Earth に位置情報を記録しながら撮影できるようになっていたことです。
地図以外にその場所の状況・ストリートビュー以外にも、ユーチューブの画面を見るかのように不特定多数の人が撮影した現地の動画を確認できることです。

 ソーシャルナビというユーザーが渋滞や取り締まりなどを現在の情報を投稿し、リアルタイムの交通情報を地図上で共有するサービスもとりいれているようです。
さらに、グーグルではクルマの自動運転を目指しておりそろそろ実用化されるとのこと。グーグルマップやストリートビューで培った道路状況のデータと、リモコン操作のプログラムを融合させたものが本格化したら、今までのカーナビ以上の機能のものが出現することになる。

グーグルの買収傾向を見て、ウェブだけではなくテクノロジーと人間の未来を語ることは、グーグルの未来を語ることになる。
私はグーグルの全能的ともいえる拡大に全面的に賛同しているわけでもない。と、著者は述べられている。
私も、グーグルやGメールを使い始めて、あまりにも便利であるが、何事にも首を突っ込まれているようで、何か空恐ろしい感じを受けることがあります。

グーグルは量子コンピュータの開発にも資金を投下し、すでにNASAと共同で「量子人工知能ラボ」を創設した。量子コンピュータによって解析可能になると、先物取引や穀物相場などを何年後の何月何日のどの場所で行なうべきということがピンポイントで予測できる可能性もある。軍事、安全保障、経済など、ありとあらゆるものが変わってしまう。
ライフスタイルや社会生活まで関わってくるため、そこにはつねにある種の怖さがつきまとう。


以上 
 ジョンレノ・ホツマ
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by hon-hotsuma | 2014-12-09 10:08 | Comments(0)

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