ほつまつたえ


Hotsuma tsutae feelings
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ホツマ・エッセイ 「雷を呼ぶ男」とは

ホツマ・エッセイ 「雷を呼ぶ男」とは


ホツマツタヱの記述の中に、天孫ニニキネは天照神から「わけいかづち」の名前を賜いますが、「いかづち」(雷)を、「かぐつち」という火の神と「みずはめ」という水の神を生んだという解釈が定説のようです。

最初に解釈された方が「わけ」という言葉に「別」という漢字を当てはめたために、漢字の持つ明確な意味に限定されてしまったような気がします。賀茂別雷(かもわけいかづち)神社のように「別」と書いて「わけ」と呼ばれています。

昭和の時代になりますが、石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」という映画がありました。天孫ニニキネのことを「わけいかづち」と崇められていた称え名を、今風に言えば「雷を呼ぶ男」と呼んでも相応しいのではないかと思うに至りました。

何故、雷(イカヅチ)の名前が天孫ニニキネにつけられたのか?
何故、人々は雷を必要としていたのか?
何故、雷のイナズマを稲妻という漢字で表現しているのか?
何故、神が鳴ると書かれるのか?
何故、雷という漢字は上が雨で下が田なのか?
という疑問がホツマツタヱを読んでいるうちに自然に解けてきました。

当時の人は当たり前に知っていたことが文明の発達とともに、雷の効用である自然の恵みに気が付かなくなって、現代人の多くの人は忘れ去っていることに気が付いたからです。

昔から、雷の多い年は、豊作だと言われてきましたが、最近では、自然農法はごく僅かで大半は化学肥料や有機肥料によって田畑は管理されているため、雷の及ぼす恩恵については忘れられた存在のように思います。
当時は農薬とか化学肥料を施さなかった自然農法であったからこそ、雷の効用を経験的に知っていたと思うからです。

雷についてインターネットで検索して見ると、雷のイナズマによって、空気中の8割を占めている窒素がイオン化され、それが地上にふりそそぎ、自然の窒素肥料が田畑に降り注ぐため、稲の発育になくてはならないものであったことが分かっています。
一回の落雷で5トンもの窒素肥料に相当するという試案もあるようです。カミナリ様様です。

ホツマツタヱの24綾の後半に

なるかみを わけてしつむる
かぐつちと みつはめをうむ

あをいばと かつらにいせの
みことのり あめはふりてり
まつたきは いかつちわけて
かみをうむ これとこたちの
さらのゐづ わけいかつちの
あまきみと をしてたまわる


とあります。


私の解釈は、「はら親王(天孫ニニキネ)」に、鳴る神(雷)を発生させて(沸けて・沸き上げて)、田畑が乾ききっているのを鎮めて下さい。そして、「かぐつち」(香しく肥やされた土の神)と「みつはめ」(満面と蓄える水の神)を生んでくださいと乞いているように捉えました。

雷(稲妻)によって生まれた「かぐつち」とは、田んぼの土を香しく肥し、稲に刺激を与え生き返らせて瑞穂を香しくすることを言っています。
痩せた土から窒素肥料を一杯含んだ肥えた土に湧き上がらせたことが分かります。

「みずはめ」とは、日照りによって稲穂が枯れかかったときに雷雨によって、満面と蓄えた水を田んぼに填め込むようなイメージが浮かびます。

天からの陽ざしが照りすぎるとき、日照りで困っているときには、滝のような雨を待っていたからです。雷雲とともに雷(稲妻と雷雨)が沸き上がる神が生まれるようにと願います。雨降って、地固まるのとおり、イナヅマ(稲の妻)で土が肥え、雷雨で水が満面と蓄えられること願っていたことが分かります。

「わけいかづち」の「わけ」を漢字で表せば、「沸け・湧け」つまり、雷よ、沸き上がって(湧き上がって)ください!雷を呼んでください!と解釈できると思います。

天孫ニニキネを「雷を呼ぶ男」と崇めたと言うには、切っても切れない雷との繋がりがあったからです。

この背景には21綾に、天孫ニニキネが筑波の新治の宮でわだまし(新築祝い)をしているときに、突然雷雲が掻き曇り、雷が激しく轟き、垣(掻)破りって、このまつりごとを台無しにしてしまった経緯があります。
それ以来、いつも雷と隣り合わせにいる人、雷男と呼ばれていたと考えられるからです。その後、各地で実地に水田開発をしながら、水不足や発育不良を経験しながら雷の有難さを実感されていったものと考えます。

今でも、雨男という言葉があります。毎月のホツマツタヱ勉強会の日はいつも雨です。一体誰がと思う程です。
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by hon-hotsuma | 2014-12-13 13:06

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