ほつまつたえ


Hotsuma tsutae feelings
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皆既月食に思うこと・月の大きさを知る

ほつま・エッセイ                               2011/12/20修正
  ジョンレノ・ほつま
皆既月食に思うこと・月の大きさを知る

 11年ぶりに皆既月食が見られるというので、しばらくの間、欠けていく様子を眺めていました。
今では、この月面の欠けは地球の影が投影されていることは誰でも知っていることです。

 このことを、日本の古代の人も理解していたのだと、ふと、合点しました。というのも、地球が丸かったということも知っていたし、月が欠けていくのは、地球の影だということも知っていたと分かったからです。
 月食の様子を見ていて、月面に映っている地球の影の円弧は月より大きいことが目視で分かったからです。

 多分、この欠けの様子を詳しく書き写せば、影から地球の直径と月の直径の比が分かると思ったからです。

 「みかさふみ」という、「ほつまつたえ」と同時期に記されているものに「月の大きさ」などが書かれていることを思い出し、気になり確認してみました。

 地球の影、つまり地球の円弧は月の円弧の約1.5倍程度(当時の測定値での計算では1.63倍)に目視で見えました。但し、正しく測ったわけではなく、思い込みもありますので、あるいはもっと大きかったのかも知れません。
 尚、この値について、「測り方の科学史1地球から宇宙へ・西條敏美著」に、2.6倍であることが記されていたことを後日知りました。

ミ カサフミに「たかまなる綾」(大宇宙の章)という項目があり、記されている内容から、地球の直径114「とめぢ」、月の直径70「とめぢ」と古代の日本人は認識していたことが分かります。
 これは、比に直すと地球の大きさは月の1.63倍になります。まさにこの月食の時に、見た目で、月に投影された地球の円弧の大きさに近いような気がしたからです。
 既に、地球の大きさは何らかの方法で測定(周囲365とめぢ)して知っており、地球の大きさを基準に、月面に映った地球の影と月の大きさを比較したのではないかという思いに至りました。

 参考までに「みかさふみ」の記載から、読みとれる内容を抜粋すると

宇宙の全周(天の胞衣のそとまわり)は「100万とめぢ」、
地球から星までは「15万8千とめぢ」、
太陽まで(ひのめぐり なかふしのとの あかきみち)は「8万とめぢ」、
月まで(つきのしおみち)は「4万とめぢ」、

太陽の直径(ひのわたり)は「150とめぢ」、
月の直径(つきのほど)は「70とめぢ」、
地球の周囲(めぐり)は「365とめぢ」、
地球の直径(くにたま わたり)は「114とめぢ」

      直径         地球からの距離*
太陽  150とめぢ      80,000とめぢ
月    70とめぢ       40,000とめぢ
地球  114とめぢ       ー 
*黄道、公転直径を示しているかも知れません

 面白いと思ったのは、太陽と月の関係です。大きさも距離もほぼ2:1であること。地球から見ればほぼ同じ大きさに見える関係になります。
 その中間に地球があるという風に当時の人は見ていたことが分かったからです。

なお、「とめぢ」という単位について 1とめぢ=38さと とあります。
1さと(里)=約4kmとみると 1とめぢ=約150km考えられます。

1とめぢ=150kmで換算
       直径     地球からの距離
太陽  22,500km   12,000,000km
月   10,500km    6,000,000km
地球  17,100km      ー 



現在の値
      直径        地球からの距離
太陽  1,390,000km  150,000,000km
月       3,500km     380,000km
地球     12,756km   ー 

地球の周囲「365とめぢ」(54,750km)に対し40,075kmで、実際の1.36倍です。
地球の直径「114とめぢ」(17,100km)に対し12,756kmで、実際の1.34倍で誤差範囲と思います。

 地球に関しては、どういう測量方法であったか分かりませんが、非常に正確であったと言えるのではないでしょうか。

 また、周囲「365とめぢ」と外周「114とめぢ」より、円周率3.2と見ていたことも分かりました。

 なお、1さと(里)=約4kmとみましたが、実際はどの程度の長さであったかは解りません。
もし、当時1さと(里)=約3kmであったなら、現在の地球の大きさズバリになります??。

「1さと=36まち」、「1まち=100いき」、「1せ=10いき」と注釈がありますが、これも私には分かりません。

 月食を見ていて、古代の人が、どういう思いで月を見ていたか、垣間見たような気がいたしました。
 
今までの解読では、太陽が地球の周りをまわっていたのかどうかは解りませんが、少なくとも地球が球体であったことを知っていたという記録が残っていること自体素晴らしいことだと思います。

以上、
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by hon-hotsuma | 2011-12-14 13:10 | Comments(0)

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