ほつまつたえ


Hotsuma tsutae feelings
by hon-hotsuma
プロフィールを見る
画像一覧

ほつま・エッセイ  気象神社 

                JR高円寺駅の近くに氷川神社があります。脇に小さな摂社の気象神社という神社があることを最近になって知りました。

名前からしてそれほど古くはないと思い、何気なく由緒書きを見たら、昭和19(1944)年4月10日に陸軍気象部の構内に造営され、戦後の神道指令で除去されるはずが、連合軍宗教調査局の調査漏れで残ったとありました。気象神社なるものは、日本で一つだけだそうです。

更に、驚いたのは、御祭神が思兼(おもいかね)命と知ったからです。なぜだか、微笑ましく思えました。
というのは、この「おもいかね」というユニークな名前の謂われについて、「ほつまつたえ」に記述があったのを思い出したからです。

「あちひこ」なる人物が、天照神のお姉さんの「わか姫」の許へ勅使として来た時、「わか姫」は一目見て恋焦がれてしまいました。「わか姫」は胸の思いを歌冊(うたみ)に染めて(書いて)思い余って(思い兼ねて)、この恋文(歌)を差し出してしまいます。
「あちひこ」はつい受け取ってしまい、突然の告白にどう返事をして良いか窮してしまいます。

きしいこそ つまをみきわに ことのねの とこにわきみを まつそこいしき

この恋文を漢字まじりにすると、
紀州こそ 妻を身際に 琴の音の 床に吾(我)君を 待つぞ恋しき
(紀州にいらしてください。私は貴方の妻となって、いつも、御そばで琴を奏でて差し上げましょう。寝床を敷いて貴方が来られるのを恋しい想いでお待ちしています。)

この恋文は、上から読んでも下から読んでも同じで、回文(廻り歌)になっています。受けたからには返事(かえこと)が出来ない、受けざるを得ない歌であったのです。

しいこそつまをみきわにことの
き               ね↓
 しいこそつまをみきわにことの   
←←←←← ←←←←←←← 

 このことがあって、二人は夫婦になり、「あちひこ」は「おもいかね」という名前になり、天照神のお姉さんであった「わか姫」は「したてる姫」と名乗り、妹の立場に引き下がった経緯があったからです。


では、なぜこの「おもいかね」がここの御祭神になったのか、不思議だったのですが、どうやら、天照大神が天の岩屋戸に隠れられて、世の中が暗闇(日食)になったときの出来ごとに関連していたようです。「おもいかね」が、松明を焚いて暗闇を明るくしたように、空をいつも明るくして欲しいという願いであったと思われます。
また、氷川神社の御祭神である「そさのお」も、この「おもいかね」も、関東には全く関係なく、同じ出雲に関係していたからかも知れません。 
でも、この神社を設立された方は、この「おもいかね」という名前の由来は御存じでは無かっただろうなと思った次第です。 以上

ジョンレノ・ホツマ 2012/1/23
[PR]
by hon-hotsuma | 2012-01-23 21:41

カテゴリ

全体
未分類

フォロー中のブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル

歴史
語学

画像一覧