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ほつまつたえ


Hotsuma tsutae feelings
by hon-hotsuma

書感  日本とユダヤ

書感  日本とユダヤ_e0191707_9234184.jpg書感  日本とユダヤ 運命の遺伝子 久保有政著 学研パブリッシング 2011/03発行

著者はサイエンスライター、ユダヤ文化研究家、聖書解説家として活躍されている方です。

最近のDNAの研究により、日本人は中国や朝鮮半島との接触より、イスラエル系チベット族、中央アジア一族と日本人とユダヤ人との間で非常に高い共通性を持っているというのが主な趣旨です。
長期にわたり調査されていることに感心しました。

ホツマツタエの記述内容に思い当たる点と、あまりにも出来すぎていて賛成できない点もありましたが、その中で、新しい発見をしました。

読み始めて最初に感動したのは、EUの生みの親が日本人であったということです。
ハインリヒ・クーデンホーフ・カレルギー伯爵がオーストリア・ハンガリー帝国の駐日公使として日本に赴任して間もないころ、落馬してしまいます。
たまたまそこを通りかかった見ず知らずの青山光子さんという女性に応急手当をしてもらったのがきっかけで結婚され、やがて伯爵夫人としてヨーロッパへ渡ります。
光子さんは31才で7人の子供をもった未亡人になってしまいます。更に、第一次世界大戦が始まり、祖国同士が敵国になってしまいます。しかし、光子さんは敵味方かかわらず苦しむ人のために働き、彼女の存在はヨーロッパで一筋の光になり、晩年に「ヨーロッパ統合の母」と呼ばれるようになります。
本当の平和、本当の共存共栄は、民族を越え、人種差別を越え、敵味方をも越えた彼女の心にあることを知り、後に子供のリヒャルト伯がヨーロッパ統合運動を始めることになったという事を知りました。

もう一つは、割礼についてです。
古代イスラエル宗教では生後8日目に割礼の習慣があり、その日は、友人知人親戚が割礼式のために集まり、子供に命名する日でもあるとのことです。
包茎は不衛生になりやすいという理由だからとのことだそうです。イスラム教徒でも割礼はあるが生後13才のときに施すとのことだそうです。
さらに、驚いたことに、日本の皇室にも古くから生後8日目に割礼の儀式があると宮内庁の方の証言を載せられていたからです。
本書の割礼の個所を読んだ瞬間、ホツマツタエの中の何のことか分からなかった個所が、この割礼の儀式について言っているのだと直感し、新たな感動を受けました。

以上        ジョンレノ・ホツマ
by hon-hotsuma | 2011-06-11 09:24

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