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糖尿病は砂糖で治す!

書感

糖尿病は砂糖で治す!甘いものに目がないのは正しかった 糖の代謝こそが命の源

健康常識パラダイムシフトシリーズ 崎谷博征著 鉱脈社 20179月発行

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 健康常識パラダイムシフトシリーズ崎谷博征著の3作目です。

 著者は脳神経外科専門医で、ガンの研究で医学博士取得。現在、ロイヤルホリスティッククリニックでガン、難病、原因不明の慢性病を対象にした治療を確立し、根本治療指導に従事、生活習慣の改善による自然治療、及び土壌からの健康改善の活動に力を注いでいる。と、あります。

☆聞きなれないカタカナの医学用語や専門用語が多く難しく、用語の意味を知らずに各パーツの働きや流れの説明を理解するのは困難。醗酵食品が醗酵するのに時間が必要なのと同じように理解するまで時間がかった。

☆参考文献272件は全て海外の資料で、国内の学説が遅れをとっているのか、国内の学説に真っ向から挑んでいるようで、この学説が明らかになったら困る筋の方や製造業者が圧力をかけているのかも知れないと思った次第。

☆今の私には未消化の個所もあり、本書の内容が全て正しいとは確証できないものの著者が真相を明らかにしていく熱意・勇気を称えたい。

 ☆本書を読むにあたって、「プーファ」という言葉の意味を理解していないと前に進めないので、1作目の「パーファ・フリーであなたはよみがえる」の説明部分を再提示した。

 「プーファ(PUFA)とは、多価不飽和脂肪酸(Polyunsaturated fatty acid)の略で、穀物、豆類に含まれている脂質成分であり、室温でも容易に酸化され、猛毒の「アルデヒド」を大量発生させる根源になります。  キャノーラ油、オリーブ油、菜種油、サフラワー油、大豆油、コーン油、セサミオイル、亜麻仁油などに代表される、植物の種を搾って化学薬品を使って分離した植物油脂(オメガ6系、リノール酸)のことを通称クッキングオイルという名前で呼ばれており、プーファ(多価不飽和脂肪酸)ということになります。 「体調を壊している人は、この「プーファ」(=クッキングオイル)が酸化して発生するアルデヒド(劇薬)を知らぬ間に体内に取り入れていますよ」という警告を発しています。(体内に入ると体温でも酸化してしまう) 「プーファ」の出現が、人類にとって最大の惨事とまで著者は言っています。」

 私は「プーファ」という言葉になじみがないため、著者が「プーファ」と言っている個所を「植物油脂」に置き換えて読んでみた。

本書の結論 

スイーツ≒砂糖 

従来の認識は、「甘いもの」=「砂糖を使ったもの」で、「砂糖」が悪者。

しかし、「お菓子、ケーキ、パンケーキ、クッキーなどの砂糖を使った加工食品」の甘いもの(sugary)と「砂糖」とは違うものである。

これらの加工食品は、小麦などの穀物(デンプン質)に植物油脂が混じっており、砂糖のせいではなく、デンプン質や植物油脂によるものである。

砂糖(あるいはショ糖、サクロース)≒糖(グルコース)

砂糖(サクロース)=糖(グルコース)+果糖(フルクトース)

糖尿病は砂糖(サクロース)で治るのであって、糖(グルコース)で治るのではない。

糖(グルコース)と果糖(フルクトース)のコンビネーションで、糖尿病で滞っている生命のエネルギー・フローが再開通する。

糖尿病は慢性病の代表だが、ガンを含めたすべての慢性病は、細胞レベルで見ると糖尿病と同じ代謝になっている。

エネルギー代謝というのは正確には「糖」のエネルギー代謝(糖の完全燃焼)のことを指します。

糖のエネルギー代謝(糖の完全燃焼)が、私たちの健やかな生命場(ヘルスィネス.フィールド:healthinessfield)を形成・維持・発展していく本体です。

一方の病気の場(シックネス・フィールド:sickness field)のエネルギー代謝(病的エネルギー代謝)は脂肪・タンパク質をエネルギー源としています。

糖の不完全燃焼を引き起こし、エネルギー・フローが完全に滞ってしまいます。

砂糖(サクロース)=糖(グルコース)と果糖(フルクトース)のコンビネーションは、生命体をシックネス・フィールド(病気の場)からヘルスィネス・フィールド(健全な生命場)へと変換してくれる本質的な物質です。

目次抜粋

1章 驚きの発見!糖尿病の治療は砂糖であった、実例

2章 糖の代謝が命の源

3章 糖尿病の真実

4章 高血糖は病気の原因なのか?

5章 ”砂糖″の驚くべき波及効果

1 オーストラリアン・パラドックス-デンプン質+植物油脂=肥満!!

2 砂糖、果糖で痩せる

3 果糖・乳糖はエンドトキシン(内毒素)も抑える

4 砂糖は最大のストレス防御物質

5 砂糖がもたらす良眠と覚醒

6 果糖(フルクトース)の驚くべき効果

7 「糖尿病が砂糖で治る」メカニズム

8 砂糖、ハチミツの驚くべき治療効果

9 糖(グルコース)でも治療効果がある

10 糖尿病を治すための食事

3章 糖尿病の真実から  なぜ糖が悪者になったのか?

1950年位迄は、病院でショックのときに備えてハチミツを手術室に常備していた。以降、化学合成されたコルチゾール(ステロイドホルモン)が登場し、ショックの治療に合成ステロイドに移行した。

同時期に、糖尿病薬(フェンホルミン、その後はメトホルミンなど)が開発され糖尿病の治療がインシュリンから糖尿薬へと置き換わります。この時期には「糖尿病は砂糖病だ」という激しいキャンペーンが繰り広げられます。

同時期に「コレステロールが心臓血管症を引き起す」という悪質極まりないキャンペーンも始まっている。

そして、植物油脂がコレステロールを低下させ、さらには「植物油脂が必須脂肪酸」という洗脳が始まります。

更に「砂糖はコレステロール合成を高めるので、心臓血管病の原因だ」という奇妙なデマが、うまくオメガ6系の植物油脂の販売促進に利用されます。

つまり、「砂糖は悪い。植物油脂は体に良い」というデマです。このような根拠のないポピュラー・サイエンスの垂れ流しは、数十年後のメインストリームの現代医学に反映されるようになりました。

それ以降、何の音沙汰もなく、植物油脂がグローバルに販促され、その一方では砂糖を悪玉にすることで、糖尿病のさらなる販促が継続して行われて現在に至っている。

5章 ”砂糖″の驚くべき波及効果から

①オーストラリアン・パラドックスという言葉があり、オーストラリアで19802003年に砂糖の消費と肥満の調査で、砂糖の摂取量23%減、甘味料16%減、全人口で肥満は3倍であった。

「砂糖の摂取で太る」神話は崩れ、ピザ、ケーキ、クッキー、ポテトチップスなどの菓子類が増えていることがわかり、素材はデンプン質で問題はオメガ6系の植物油脂の含有量が多く、肥満の原因になっていた。

「小麦(デンプン質)+植物油脂」を砂糖に多く含まれている食べ物と思い込んでいることが落とし穴である。

②果糖・乳糖はエンドトキシン(内毒素)も抑える

エンドトキシン(内毒素)は腸内細菌の細胞壁の成分であり、ストレス下で血液中の濃度が増え、単独で肥満、糖尿病を引き起す。

果糖(フルーツ)、乳糖(ミルク)はエンドトキシン(内毒素)を低下させる効果がある。

③ 砂糖は最大のストレス防御物質

ストレスが高まると甘いものが食べたくなる。砂糖のストレス軽減効果が確かめられている。砂糖はストレス反応で脳内に増えるコルチゾ-ルの合成をブロックする。コルチゾールは脳細胞を死滅させる作用があり、実際に認知症の治療でコルチゾールを抑える医薬品の臨床試験が現在行われているが、砂糖に勝るものはない。「砂糖中毒」の本質は砂糖がストレス反応を抑えること。

④糖尿病の臓器障害の原因は血管からのリーク!

身体にストレスがかかると脂肪分解(リポリシス)が起き、血管からタンパク質や血漿がリーク(漏出)する。著者は「リーキーベッセル」と呼んでおり、糖尿病の主徴候の一つにこの「リーキーベッセル」があり、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症はいずれも血管からアルブミンなどのタンパク質や血漿が染み出ること、つまり「リーキーベッセル」が原因です。

果糖(フルクトース)はこの血管のリークを抑える作用を持っている。実際に糖尿病と診断されている人(プーファ過剰状態)は、果糖(フルクトース)が欠乏しています。

⑤「糖尿病が「砂糖」で治る」メカニズム

「砂糖」(サクロース)は、ハチミツと同じく、「糖」(グルコース)と「果糖」(フルクトース)が50%ずつの二糖類です。

 「果糖」は、「砂糖」と比べても血糖安定作用、インシュリン反応性が穏やかです。

「砂糖」の糖尿病に対する治療効果は、「果糖」の効果が大きく、「糖」とのコンビネーションで相乗効果があると考えています。

 「砂糖」もPDH(ピルビン酸脱水素酵素)を活性化して「糖」の代謝を進めることが分かっています。

 糖尿病はPDH(ピルビン酸脱水素酵素)が植物油脂や乳酸によってブロックされていることで、糖のエネルギー代謝フローが滞っている病態です。

その滞りを解消する物質が「果糖」(「果糖」を含んでいる「砂糖」)なのです。

 PDH(ピルビン酸脱水素酵素)とは、糖のエネルギー代謝で形成されたピルビン酸はこの酵素によってミトコンドリア内で本格的なエネルギー産生に使用される。糖が完全燃焼される。

⑥糖尿病を治すための食事

デンプン質は、糖質摂取源としては推奨しない。

・反応性低血糖を引き起こす(インシュリンの大量分泌)

・小腸をすり抜けて、小動脈を詰まらせる(パーソープション)

・エンドトキシン(内毒素)を増やし、肥満や炎症反応を引き起こす。

 

デンプン質の中の穀物、豆類は植物油脂を含むため、過量摂取はランドル効果(糖-脂質サイクル)によって、糖の完全燃焼をブロック。

 さらに、穀物、豆類は肉類と同じくリンとカルシウム比の値が高く(リンが多い)、ミネラルバランスがあまりよくない。リンの過剰摂取は、副甲状腺ホルモン(PTH)の放出を引き起こし、リポリシス(脂肪分解)で体内に蓄積されている植物油脂(特にアルデヒドを発生させやすいオメガ3)を放出させる。

 

 デンプン質で消化が悪く腸内発酵するものはエンドトキシン(内毒素)を増加させるために避けたほうが良い。

 デンプン質でエンドトキシン(内毒素)の面で安全なものは消化の良いもの(ただし、反応性低血糖の問題がある)。

 ちなみにセルロースを含む食材は腸内微生物が発酵できない(エサにできない)ので推奨。例えば、生のニンジン、タケノコ、キノコ類といったものにセルロースは含まれている。これらはエンドトキシン(内毒素)の発生を抑える。

 デンプン質は基本的に糖(グルコース)のポリマーです。

果糖(フルーツ)が全くないのも糖質源としてはデメリットが大きい。

 高フルクトース・コーンシロップ(HFCS)も砂糖と同じく、糖と果糖が11の割合で含まれるという触れ込みだが、分析したところデンプン質が含まれていた。過量摂取するとデンプン質の負の側面が出てくる。

 

 理想の糖質源は、果糖(フルクトース)か、果糖が入っている二糖類です。食材でいえば、砂糖(ショ糖)、ハチミツ、フルーツ、フルーツのピューレ、アガベシロップなどです。

 シンガポールなどの東南アジアではサトウキビを搾ったショ糖液が、最高のエネルギー代謝改善食といえる。

  

タンバク質・脂質では

 エネルギー代謝以外に体の構造・機能維持のために、タンパク質・脂質の摂取も欠かせません。

  タンパク質は、ストレス反応を起こさないアミノ酸が豊富に含まれている食材を推奨しています。グリシン、プロリンといったアミノ酸は、炎症やストレス反応を抑えてエネルギー代謝を高め、糖尿病の治癒作用があります。

 

 食材としては動物の筋肉部分ではなく、グリシン、プロリンのアミノ酸が豊富に含まれるゼラチン質(コラーゲン)やガラスープを推奨しています。

 その他、卵黄、貝柱、牡蠣、乳製品(生乳、ヤングヨーグルト、チーズなど)、さつまいもなどはアミノ酸組成がよいため推奨しています。

 動物の筋肉部位はエネルギー代謝を低下させるアミノ酸(トリプトファン、メチオニンなど)が含まれているので、過剰摂取は血糖コントロールが悪くなります。

 脂質は植物油脂(オメガ&6)を避けることにつきますが、脂肪の摂取は食事を美味しく食べるためにも欠かせません。脂溶性ビタミン(ADEK)の吸収にも必要です。

 良質な糖質、タンパク質に加えてバター、ココナッツオイル、牛脂などの飽和脂肪酸を足すと糖の吸収も遅くなり、急激な血糖上昇やストレス反応を引き起こすことがなくなります。ちなみに余剰の糖、果糖は、細胞内で飽和脂肪酸であるパルミチン酸に変換されます。

 パルミチン酸は、ストレス反応で放出されるコルチゾールの合成を抑え、心身をストレスから守る保護ステロイド(プレグレノロン、DHEA)を増加させる効果があります。

 飽和脂肪酸を豊富に含む食材では、ココナッツオイル、バター、反芻動物(牛、鹿、羊)の脂肪分、卵(黄身)、乳製品、チョコレート(植物油脂を含まず、ダークではないもの)を推奨しています。これらの食材はストレスから守ってくれるコレステロールも含んでいますので糖尿病にも効果的です。

補足:

 プーファと呼ばれる不飽和脂肪酸は、オメガ3、オメガ6、オメガ9に分類。

熱で酸化し毒となるアルデヒドが発生する。

オメガ3:(亜麻仁油・えごま油・しそ油)、EPADHA(魚:サバ、アジ、サケ、イワシなど青魚)、くるみ、アーモンドの豆類。卵類や貝類、海藻類

オメガ6:紅花油・ひまわり油・コーン油など、市販の揚げ物や総菜、加工食品

オメガ9:オリーブ油・キャノーラ油など

以上


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by hon-hotsuma | 2018-03-13 13:08

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