ほつまつたえ


Hotsuma tsutae feelings
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一つ目小僧と「つるぎ」(剣)

 ホツマエッセイ

一つ目小僧と「つるぎ」(剣)                  ジョンレノ・ホツマ

 三種の神器には、「勾玉」と「鏡」と「剣」があります。

今回は、その中の「つるぎ」(剣)をとりあげてみました。

「つるぎ」(剣)の生まれた背景、「つるぎ」(剣)のもつ意味合いがホツマツタヱの中に記述されています。後世になって、この「つるぎ」(剣)を作った人が一つ目小僧と呼ばれるようになったことが分かります。

① 「つるぎ」(剣)が生まれる元になったのは、「天」の「鉾」(ほこ)を示していました。

「クニトコタチ」までの大昔の人々は、皆素直で法を守っていたので鉾など不要のものでした。平和な時代が続いていました。

 

 天神4代の「ウビチ二」の世になり陰りが生じ、天神6代の「オモタル」の代になると、「とき者」(目先の利く者、隙を狙う者、盗人)が現れ、他人の物を奪うようになりました。

この「とき者」に対処するため、斧を使って斬り、そして治めました。

 

斧は木を切る道具だったので、「かねり」(鍛冶人)に鉾を作らせました。この鉾(ほこ)で「とき者」を斬ったら、世継ぎがいなくなってしまいました。逆鉾(さかほこ)とは、逆らう者を治めるという意味になります。

 世継がいなくなったということは、天神6代「オモタル」で代が途絶えてしまったことを言っています。

「アメミオヤカミ」(天祖神)・・・「アメミナカヌシ」・・・「クニトコタチ」・・・「クニサッチ」・・・「トヨクンヌ」・・・「ウビチニ・スビチニ」・・・「オオトマエ・オオトノチ」・・・「オモタル・カシコネ」・・X

 天神7代として、新たに豊受神が世継として、イザナギ(タカヒト・カミロギ)を探し出します。 仲人を立て娘のイザナミ(イサコ)と夫婦になり、両神(ふたかみ)となります。

 その後、天照神の代になり、「つるぎ」(剣)が登場します。

②「つるぎ」(剣)のそれぞれの文字の意味は、

 「つ」は、木の年齢(よわい)のことで、「あ」(天)に尽きて(つきて)の「つ」を意味しています。天命が尽きる「つ」です。

 「る」は、柴(雑木)が、枯れ木になって燃えるように「るぎ」の炎のことです。「る」は木の霊です。

 「ぎ」は木が枯れて、寿命が尽きて思い残すこと(生への執着)がない状態を言います。

③ 天照神は10人の鍛冶人(かねり)に「つるぎ」(剣)を作らせます。その中の一人に秀でた者がおり、左右の眼に活き枯れがあることを教えます。

 「汝が作った「つるぎ」(剣)の刃は良く鋭利である。しかしながら、左右の眼(まて・両方)の活き枯れのあることを知らないようなので教えましょう。」

 「た」(左)の眼は春の生き生きとした気力があります。「た」(左)目の生気(眼力)を入れ込んで「つるぎ」(剣)を練り上げて(鍛造して)造り上げると、出来上がった「つるぎ」(剣)は、生き身(活気身・善人・罪なき者)に近く、枯れ身に疎いものになります。

 使い方を誤れば、生き身(活気身・善人)を斬り殺すことになり恐ろしいことになります。

 一方、「か」(右)の眼は秋の枯れていく「気」(気配・自然の流れ)になります。この「か」(右)の眼力で「つるぎ」(剣)を練り上げて(鍛造して)造り上げれば、出来上がった「つるぎ」(剣)は、枯れ身に近く(親密で)、生き身(活気身)に疎いものになります。

「か」(右)目の眼力を入れ込んで鍛造した「つるぎ」(剣)は、「枯れ身」(罪人)を好み、「生き」(善人)を恐れます。この「つるぎ」(剣)は、悪に立ち向かい、善には見向きません。

 「か」(右)目の眼力を入れ込んで鍛造した剣こそが、青人草(民)を治める宝物です。「た」(左)の眼を閉じたまま、「か」(右)目だけの気を入れて「つるぎ」(剣)に叩ぎあげなさい(鍛造しなさい)と宣いました。

④ 鍛冶人は、畏れ多く思い、100日の物忌み(祭事において神を迎えるために,一定期間飲食や行為を慎み,不浄を避けて心身を清浄に保つこと)をしました。心身とも清浄になり、「か」(右)目だけで「つるぎ」(剣)を鍛造しました。

 そして、八振り(八本)の「つるぎ」(剣)が出来上がりました。

 天照神は、出来上がった「つるぎ」(剣)を前にして、詔りをされました。

「今、この目の前にある「つるぎ」(剣)は、我が心に良く叶っており、今のこの世を治めるにふさわしい宝物です。名前も八重垣の「つるぎ」(剣)と名付けることにします。」

 ⑤天照神は、この「かねり」(鍛冶人)を褒めて、天目一箇(あまめひとつ)の神という名前を賜われました。

 この天目一箇(あまめひとつ)の神が、おとぎ話や伝承に「一つ目小僧」という名前になったものと思われます。

 この場所は、火を使っており危険でもあり、神聖な場所であったので、近づけないようと、お化け伝説にされたことも分かります。

⑥ この出来上がった八本の「つるぎ」(剣)は、「かなざき」と六将神「ふつぬし・たけみかづち・かだまろ・いふきぬし・たちからを・くまのくすひ」の6人に賜わりました。残りの一本は天照神が持っていて、後に「くしひこ」に賜うことになります。

 この剣の功績は「つるぎ」(剣)の持つ勢い(威力)によるものでした。

枯らさなければならない者(罪ある者)は枯らして(剣自身が殺すべき者は殺し)、生かさなければならない者(罪なき者)は、生き(生)を得ました(剣自身が生かす者は殺さない)。

 

 例えば、林を切り開くとき、切り出して邪魔になった木を焚く(燃やす)とき、「こたま」(木の霊・精霊)が既にいなくなっているように、斬るべき咎(罪)は、全て斬りつくされることによって、思い残すことはありません。

 自分自身の驕りを守る垣が八重垣の剣です

もし、民が驕り身の程を忘れて、遂には「つるぎ」(剣)を受けるようなことにでもなったときに、受けさせてはならないと判断するのが身を守る垣になります。

 もしも、司(国神)に驕りが生じて(自分の勝手で)、民を枯らす(殺す)ようなことにでもなったら、非常に罪が重いものになります。

 このような時には、緯糸役(織物に例えて、たて糸が命令系統であるのに対して、よこ糸は第三者の目として監視することを示している)である緯部(よこべ)が、「あらためて」(検察して)その民を生かします。(殺すことが正しいかどうか取り調べて明らかにします)

 臣・小臣は、自分自身の驕りを表に出すことなく、こらえて、天成道を守りなさい。

常に天成道を守る心がけでいることが、自分自身を守る垣になり、まさに八重垣の剣とはこのことです。

以上


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by hon-hotsuma | 2018-03-22 20:09

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